テレアポの架電結果ステータス設計|入力ルールを統一する方法

テレアポの架電結果を記録していても、担当者ごとに入力する言葉が違えば、正確な進捗管理や実績集計はできません。

例えば、同じ状況を「不在」「留守」「つながらない」と記録すると、別の結果として集計されることがあります。
「検討中」と「再コール」の違いが曖昧な場合は、次に誰が何をするのかも判断できません。

架電結果のステータスは、種類を増やすだけでなく、選択基準と次の行動をセットで決めることが重要です。

本記事では、「顧客の案件フェーズ」ではなく、「架電1回ごとの結果」をステータスとして管理する前提で、テレアポで使いやすいステータスの設計方法を解説します。
顧客の見込み度や案件フェーズまで同じステータスで管理すると複雑になるため、必要に応じてタグや別項目へ分けます。

おすすめの分類例、担当者が迷わない入力ルール、運用開始後の見直し方も紹介します。

架電結果ステータスとは

架電結果ステータスとは、電話をかけた1回ごとの結果を共通の選択肢で記録するものです。
今回の電話で何が起きたかを確認し、再コール、資料送付、商談対応などへつなげるために使います。

自由記述のメモだけでは、検索や集計が難しくなります。
ステータスを選択式にすると、担当者別・期間別の架電結果を同じ基準で確認できます。

ステータスと顧客タグ、会話メモの違い

ステータス、顧客タグ、会話メモには、それぞれ異なる役割があります。
混同すると選択肢が増えすぎるため、記録する内容を分けましょう。

記録方法 記録する内容
ステータス 架電1回ごとの結果 担当者不在、再コール約束、資料送付依頼、アポイント獲得
顧客タグ・別項目 顧客の属性、見込み度、案件フェーズ 業種、地域、検討中、商談中
会話メモ 個別の発言や次回に必要な詳細 水曜15時希望、料金表をメール送付

「東京都」「不動産業」のように通話のたびに変わらない情報は、ステータスではなく顧客タグで管理します。
一方、「担当者不在」「資料送付」のように今回の通話結果を表す情報は、ステータスへ記録します。

最初はこの8ステータスから設計する

ここでは、多くのテレアポ業務で使いやすい基本例を紹介します。
商材や営業フローに合わせて名称や分類を調整してください。

ステータス 選択する基準 選択後の行動
不通・応答なし 呼び出したが相手につながらなかった 時間帯を変えて再架電する
担当者不在 受付にはつながったが対象者と話せなかった 戻り時間を確認して再コールを設定する
受付NG 受付段階で断られ、担当者へつながらなかった 理由をメモし、再架電の可否を判断する
再コール約束 相手と話し、後日の連絡日時や条件を決めた 日時・時刻・次回担当者を登録する
資料送付依頼 今回の通話で資料送付の了承や依頼を得た 送付方法、送付物、確認予定日を記録する
見送り・断り 相手と話し、今回の提案を明確に断られた 理由と今後の再提案可否を記録する
アポイント獲得 今回の通話で商談の日時や方法が確定した 営業担当者へ情報を引き継ぐ
対象外 今後の架電対象から外す必要がある 閉業、電話禁止、条件外などの理由を残す

「未架電」は通話結果ではなく、まだ電話していない状態です。
システム側で未架電を判別できる場合は、架電後に選ぶステータスへ含める必要はありません。

資料送付後に先方が検討している場合は、今回の架電結果を「資料送付依頼」、案件フェーズを「検討中」と分けて管理します。
一つしか記録欄がない場合は、まず今回の架電結果をステータスへ残し、検討状況はタグやメモで補います。

ステータスは何種類が適切か

8種類は正解や上限ではなく、運用を始めるための基本例です。
まずは8種類程度から始め、選択後の行動が同じものは統合し、実際の運用で判断が分かれるケースだけを追加します。
ほとんど使われない項目がある、担当者が選択に迷う、「その他」が頻発するといった場合は、数よりも定義を見直してください。

「不在」と「不通」は分けるべきか

誰とも話せなかった場合は「不通・応答なし」、受付とは話せたものの目的の相手がいなかった場合は「担当者不在」と分けると、接続状況を分析できます。
両者で次の行動や集計を変えない運用なら、無理に分ける必要はありません。

「再コール」と「検討中」はどう使い分けるか

再コール約束は、今回の通話で次回連絡の日時や条件が決まったという架電結果です。
検討中は、顧客や案件の現在フェーズを表します。
両方が成立する場合は、ステータスを「再コール約束」、見込み度や案件フェーズを「検討中」として別項目へ記録します。

担当者が迷わないステータス設計の5原則

1.一つのステータスに一つの意味を持たせる

「不在・再コール」のように複数の意味を一つへまとめると、状況を正しく判断できません。
相手と話せなかった「担当者不在」と、相手と日時を決めた「再コール」は分けます。

2.似た言葉を統合する

「不通」「留守」「応答なし」を細かく分けても、その後の行動が同じなら一つにまとめられます。
違いを集計や次の行動に使わない場合は、選択肢を増やさないことが大切です。

3.集計や次の行動が変わるところで分ける

ステータスを分ける基準は、会話内容の細かな違いではなく、集計したい結果や次に行う作業の違いです。
資料を送る、指定日時に電話する、商談担当へ引き継ぐなど、担当者の行動が変わる場合は別ステータスにします。

4.感覚的な表現を避ける

「脈あり」「好感触」「微妙」のような表現は、人によって判断が変わります。
見込み度を管理する場合は、「決裁者と会話済み」「資料確認待ち」など、確認できる事実で基準を決めましょう。

5.対象外の理由はメモやタグで補う

対象外を「閉業」「エリア外」「電話禁止」などへ細分化しすぎると、ステータス一覧が長くなります。
集計が必要な理由だけを分け、それ以外は対象外ステータスと理由メモを組み合わせます。

架電結果を選ぶ判断フロー

ここでは、通話終了後にどのステータスを選ぶかを順番に確認します。

通話結果と次の行動を基準に、最も具体的なステータスを一つ選びます。

まず、電話が相手につながったかを確認します。
誰とも話せなければ「不通・応答なし」、受付にはつながったものの目的の相手と話せなければ「担当者不在」または「受付NG」を選びます。
担当者と会話できた場合は、再コールの約束、資料送付の依頼、アポイントの確定、明確な見送りなど、今回の通話で確定した最も具体的な結果を選びます。

例えば、資料を送付して3日後に確認電話をする場合は、「資料送付依頼」をステータスにし、確認日時を再コール予定へ登録します。
一つの通話で複数の出来事があっても、ステータスへすべて詰め込まず、詳細はメモと次回予定へ分けます。

そのまま使える入力ルールの例

入力ルールは、一覧を作るだけでなく、担当者が通話後に実行できる形で共有します。

ルール 具体的な運用
入力タイミング 通話終了後、次の発信前に保存する
ステータス 今回の結果を表すものを必ず一つ選ぶ
再コール 日付・時刻・次回担当者を入力する
会話メモ 相手の発言と次に行うことを事実ベースで書く
資料送付 送付方法、送付物、確認予定日を残す
アポイント 日時、方法、参加者、引き継ぎ先を残す
対象外 再架電しない理由を記録する
修正 誤入力に気づいたら、できるだけ早く修正し、変更履歴を確認できる場合は履歴も確認する

ステータス設計で起きやすい6つの失敗

ここでは、運用開始後に集計や引き継ぎを難しくする代表的な失敗を確認します。

選択肢を増やしすぎる

20種類、30種類と増えると、担当者が違いを覚えられません。
まずは8種類程度から始め、必要性が確認できたものだけを追加します。

ステータス名だけ決めて基準を決めない

同じ「再コール」でも、日時が決まった場合と単なる見込み残しが混在すると、担当者によって意味が変わります。
選択基準と選択後の行動を一緒に文書化してください。

ステータスとタグを混在させる

業種、地域、見込み度などを通話結果と同じ一覧に入れると、選択肢が複雑になります。
顧客属性はタグ、通話結果はステータスへ分けます。

再コール日時をメモだけに書く

「来週連絡」とメモするだけでは、予定一覧や通知に反映できません。
専用の再コール日時と担当者を必ず登録します。

過去のステータスを削除して置き換える

運用途中で名称を変更すると、変更前後の集計が分かれる場合があります。
既存データへの影響を確認し、変更日と対応関係を残しましょう。

定期的に見直さない

使われないステータスや、判断が分かれるステータスを放置すると、入力品質が下がります。
月1回など頻度を決めて確認します。

架電結果をExcelで管理するときに必要な項目

Excelで管理する場合も、ステータスだけを記録するのではなく、誰がいつ架電し、次に何をするのかが分かる項目を用意します。

項目 記録する内容
架電日時 電話をかけた日付と時刻
顧客情報 会社名、担当者名、電話番号
架電担当者 今回電話をかけた担当者
ステータス 架電1回の結果を一つ選択
会話メモ 相手の反応や個別の注意点
再コール予定 次回の日付、時刻、担当者

ステータス列にはプルダウンを設定し、表記ゆれや自由入力を防ぎます。
案件フェーズも必要な場合は、ステータス列へ混ぜず、「検討中」「商談中」などを選ぶ別の列を用意しましょう。

営業電話の結果を集計・見直しするときに確認する数字

ここでは、入力されたステータスを営業改善へ生かすための確認項目を紹介します。

  • ステータスごとの件数と割合
  • 入力基準のブレを見つけるための担当者ごとの選択傾向
  • 再コールから接続・アポイントへ進んだ割合
  • 資料送付から商談へ進んだ割合
  • 対象外が増えた理由
  • ほとんど使われていないステータス

特定の担当者だけ「受付NG」が多い場合は、入力基準の違いか、受付突破のトークに課題がある可能性があります。
数字の差をそのまま評価へ使うのではなく、記録方法が統一されているかを先に確認しましょう。

アポ放題のステータス管理機能

アポ放題の公式操作説明では、ステータスは通話終了後の結果や進捗を管理するものとされています。
通話終了後に毎回一つだけ選択して保存し、ステータスは必須項目です。
管理者は自社の商材や営業フローに合わせてステータス名を作成できます。

通話終了後は、ステータスに加えて顧客タグ、再コール日時、メモを登録できます。
2回目以降の架電では、ステータスやタグで対象リストを検索できます。
また、登録した進捗ステータスは、ステータス結果分析で確認できます。
ステータスの件数を集計し直す手間を減らし、担当者や期間ごとの傾向を営業改善へ活用できます。

「自社ではどのステータスを作ればよいか分からない」という場合も、お気軽にご相談ください。

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まとめ|ステータスと次の行動をセットで決めよう

架電結果ステータスは、通話内容を細かく分類するためではなく、架電1回の結果を全員が同じ基準で判断するために使います。
最初は、不通・応答なし、担当者不在、受付NG、再コール約束、資料送付依頼、見送り・断り、アポイント獲得、対象外の8種類を基本例として設計しましょう。
ステータスは架電1回の結果を一つ選び、顧客属性や案件フェーズはタグなどの別項目、個別の詳細は会話メモ、次回の約束は再コール予定へ分けて記録します。
運用開始後は、使われていない項目や判断が分かれる項目を定期的に見直し、集計と次の行動に役立つ状態を保つことが大切です。

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