テレアポで効率を上げるための「KPI」とは?
Key Performance Indicatorの略であり、テレアポ業務においてはスタートをコール数、ゴールを成約とし、
その間にいくつか中間目標を設定して分析します。
テレアポの効率を上げるために、いい部分と悪い部分を目に見える数字でしっかり分析をして、
いい部分は伸ばし、悪い部分は底上げをすることで、運ではなく実力でテレアポの成約が取れるようになります。
KPI入門―KPI分析の一例
まずはKPI分析の一例を見てみましょう。
分析1:トークのアプローチはきちんと突破できている
分析2:再コール案件は目標よりも少ない
分析3:決裁者と話ができれば平均値の5人に1人は成約に持っていけている
→再コール案件が平均値まで到達すればもっと成約が上がってくる
KPIを分析することで、このように課題が具体的になるのです。
ではテレアポの効率を上げるためにどうやってKPIを設定して分析をしていくのかを見ていきましょう。
▽目次
KPIを極めてテレアポの効率を上げるポイント ①KPIの設定
まずは1日の稼働実績からの分析例を見ていきましょう。
<1日のKPI実績例>
コール数:150
接続数:50(接続率33%)
決裁者数:10(決裁者率20%)
成約数:2(成約率20%)
再コール数:30
NG数:10(接続数に対してNG率20%)
NG率以外はすぐ上の指標で割り算をして算出します。
上記のKPIはとても大まかなもので、
例えば再コールも
「次にコールすれば成約になりそうな再コール」
「決裁者に繋がらず何回も架けまわしている望み薄の再コール」
を仕分ける等、細かく分けるほど分析の内容は濃いものになります。
ただし、細かく分けすぎると把握や分析が難しくなりますので、バランスを考えて自分なりのKPIを設定しましょう。
KPIを極めてテレアポの効率を上げるポイント ②KPIによる自己分析
何も手を打たないと、日々のKPI数値にバラ付きが出ます。
①「今日はコール数が上がったけど、接続率が悪かったからなのかな」
②「今日は接続率が悪くて成約まで届かなかったな」
③「決裁者には繋がったのに、成約までいかなかったな」
などという傾向が数字で分かるようになります。
②と③は成約にならなかった成果は同じなのですが、過程が大きく違います。
この違いに気づくために設定するのがKPIであり、ここから大きく効率を上げるのに役立つのがKPIなのです。
KPIを極めてテレアポの効率を上げるポイント ③KPI目標値の設定
KPIを分析する上では、設定したKPIに数字とパーセンテージの目標を設定が必須です。
下記は設定例になります。
<1日のKPI目標設定例>
コール数:100
接続数:70(接続率70%)
決裁者数:21(決裁者率30%)
成約数:3(成約率約14%)
再コール数:21
NG数:28(接続数に対してNG率40%)
そして各KPIが目標に到達するように、改善策を打つことでウィークポイントが大きく改善されて、
テレアポの効率がグッと上がってくるのです。
KPIを極めてテレアポの効率を上げるポイント④KPIに対する改善策の実施
KPIを設定してここまで到達すれば、すぐにでもテレアポの効率がグッと上がります。
上記設定のKPIを例に、項目別に対応策を見ていきましょう。
<項目別の対応策>
接続数が未達:コール数を上げる。
決裁者数が未達:コール数と接続数を上げる。または再コール数を上げていくことで良く稼働以降の接続率が上がる。
成約数が未達:決裁者数を上げる。決裁者数が達成している場合はトークを改善する。
再コール数が未達もしくはNG数が設定数オーバー:リアリングのトークを改善する。
KPIごとに対策を打つことで、最終的には少ないコール数で成約まで行きつくようになり、
テレアポの効率の向上が実感できることでしょう。
まとめ:彼を知り己を知れば百戦殆うからず
自分の稼働状況をしっかり把握して、悪い部分にピンポイントで手を打つことが、
テレアポの効率を上げる近道です。
今日から早速KPIを設定し、自己分析をしながらコールしてしっかりテレアポの効率を上げていきましょう。
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