CTIシステムとはComputer Telephony Integrationの頭文字を取ったもので、
架電システムとデータ管理を担うコンピュータの2つを結びつけるシステムを指します。
CTIシステムを導入することでコールとデータ管理の効率が上がり、テレアポの成約率の向上が見込めます。
ここではCTIの機能とメリットを説明しながら、どんな種類のCTIがあるのかも紹介していきます。
テレアポにおける稼働効率の向上に役立てていただけたらと思います。
▽目次
CTIシステムを使うとどんなことができるの?
CTIにはたくさんの機能が搭載されていますが、今回は3つをピックアップしてお伝えします。
・ワンタッチ(ワンクリック)コール
CTIはコールするリストとコールシステムを連動させる機能が主になりますので、
対象のリストをシステムに投入すると、ワンタッチ(ワンクリック)で次々とコールをしていくことができます。
・再コールスケジュールの管理
テレアポでは業務の期間が長いほど再コールの案件が増えてきますが、CTIではそれを一括してスケジュール管理ができます。
かけ忘れを防ぐことができ、前のコール時に収集した情報もしっかり表示されますので、お客様の状況に合わせた話ができます。
・データ管理
今日はコールが少ないだとか、今週は先週よりも成約数が上がっている、といった気付きを得ることができます。
コール数や成約数のデータが細かく管理されリアルタイムで表示ができますので、
各指標から自分自身のコール状況を把握し、対策を立てることができます。
上記3つの機能は、テレアポ業務において必ず使うといってもいい機能です。
CTI導入を考えている方は、上記の機能を搭載したCTIを選択するといいで
CTIシステムを使うとテレアポがどう変わるの?
・1日あたりの架電数が増える
リスト管理と電話番号入力をCTIが担当しますのでワンタッチで次々とコールができる分、
1日あたりにコールできる数が増えます。
当然成約数向上にも繋がって来るでしょう。
・お客様とより密なコミュニケーションが取れるようになる
お客様情報の管理をCTIががっちり担当することになりますので、
お客様の状況やどんなこと要望を以前におっしゃっていたのかという情報をしっかりと把握した上で話ができます。
お客様から「そうそう!そうなんだよね!」と言われる確率が上がるでしょう。
・自己分析がしっかりできて自信を持ってコールできるようになる
CTIには自動録音機能が付いていますので、自分がどういう風にトークをしているかがよく分かるようになり、
トークを変えたり喋り方の良くない部分を変えたりと具体的に対策を打つことができます。
また、万が一何かクレームを引いた時の、言った言わないの証明にもなりますので、
自信を持ってコールをすることができるようになるでしょう。
CTIにはどんな種類があるの?
CTIについては色々な会社で様々な仕様のものが開発されており、
その仕様は大きく分けると、クラウド型と設置型の2つに分かれています。
クラウド型のCTIについては顧客データと録音音声データ、
もしくはそのいずれかがクラウドサーバーによって保管されるタイプのシステムになっていて、
オンライン環境対応になっています。
インターネット環境があればどこでも導入が可能なCTIになります。
クラウド型CTIの代表例
・アポ放題 モズエンタープライズ株式会社
・INNOVERA 株式会社プロディライト
・コールビリティ 株式会社シナジー
また、一般的に普及しているクラウド型に対して設置型のCTIを使っている企業もあります。
設置型とは、連動させる電話やパソコンを設置している場所に、CTIの機材を設置し、設定工事を行うことで導入します。
設置型の多くは大企業での使用となり、自社でデータ管理ができるため、
クラウド型に比べると情報に対するセキュリティが非常に強いメリットがあるものの、設置のイニシャルコストが高く、
専用端末設置のスペースが必要になるデメリットもあります。
設置型についてはクラウド型のように商品化されたシステムを導入するよりも、
会社に併せてSEが設定・設置をするパターンの方が一般的になります。
まとめ:CTIを導入してテレアポの効率を上げよう
CTIはテレアポ業務における様々な面であなたをサポートしてくれます。
そして今はテレアポの状況に応じて、そのニーズに応えることができる様々なCTIを選ぶことができます。
例えばCTIを導入することで1日同じ時間コールをして20コール増えるなら1月で400、コール数を増やすことができます。
再コール案件の管理が強化されて1日平均2コール多く決裁者と繋がるようになれば、
そのことによりダイレクトに月間の成約数が増えます。
あなたのテレアポ業務の効率を改善するCTIは、確実に手が届く場所にあるでしょう。
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